戸建て、マンション等いずれの不動産を売却する場合でも知っておきたい基本があります。
不動産売却の基本的な流れ
不動産を売却する時の大体の流れは以下になります。
| № | 概要 | 詳細 | 注意点 |
| 1 | 相場の調査 | 不動産の価格を自分で おおまかに調べる |
売却相場調査時の注意点 |
| 2 | 査定の依頼 | 不動産会社に不動産の 査定を依頼する |
査定依頼時の注意点 |
| 3 | 不動産会社 の選定 |
査定依頼した複数社から 契約を結ぶ会社を選ぶ |
不動産会社選定時の注意点 |
| 4 | 不動産会社 と媒介契約 |
３つの契約方法から 選択し契約を結ぶ |
媒介契約締結時の注意点 |
| 5 | 内覧の対応 | 内覧準備をして買主に 内覧してもらう |
内覧対応時の注意点 |
| 6 | 売却契約 | 契約書を作成して買主と 売買契約を結ぶ |
売却契約時の注意点 |
| 7 | 確定申告 | 売却の翌年、確定申告 を行う |
控除使用時の注意点 |
不動産の売却にかかる期間
不動産が売却となるまでの期間はおおよそ３ヶ月～６ヶ月と言われています。
これは、査定開始から実際に売却が完了するまでの期間となり、時間はざっくりと以下のような配分になります。
1. 売り出し前 数週間から１ヵ月
2. 売り出し中 数日～売れるまで
3. 売り出し後 １ヶ月程度
不動産の売却期間が延びてしまうのは売り出し中の期間が延びてしまうことが大きな要因です。不動産の買主が現れないと売れないですし、買主が現れても売主が思う売却価格に買主が納得してくれないと契約は成立しません。
不動産会社の営業力や集客力にもよりますが、不動産が売れる買主が現れるかどうかはタイミングになります。売れるまでに半年以上かかる場合もあるので、不動産の売却は余裕をもっておきましょう。
不動産売却時の費用
売る場合でも不動産は費用が発生します。
不動産会社に売却を依頼し、売却を手伝ってもらう場合は仲介手数料が発生します。また、購入した時より不動産が高く売れた場合は税金もかかります。
不動産売却時にかかる主な費用は下表の通りです。
| 項目 | 費用の目 |
| 仲介手数料 | （ 売却額 × 3％ ＋ 6万円 ）+ 消費税 |
| 印紙税 | 1,000円〜6万円 ※売却金額により異なる |
| 抵当権抹消費用 | 司法書士へ依頼するとして5,000円~2万円程 |
| ローンを一括返済するための費用 | 一括繰上返済にかかる金融機関への手数料1~3万円 |
| 譲渡所得税・住民税・復興特別所得税 | 売却した年の1月1日での保有期間によって異なる 保有期間が5年以下なら譲渡所得の39.63% 保有期間が5年超なら譲渡所得の20.315% |
費用がかかり過ぎると当然、手元に残るお金が少なくなります。不動産を希望額や相場通りの価格で売却できたとしても、諸費用が高額になってしまうと結果として安く売ってしまったのと同じことになります。